8月4日、シム・ソンミンさんの葬儀であいさつする父ジンピョさん=(聯合)
8月4日、シム・ソンミンさんの葬儀であいさつする父ジンピョさん=(聯合)
アフガニスタンで武装勢力タリバンに人質に取られていた韓国人が出発前に遺書を作成していたことが伝えられたのに対し、タリバンに殺害されたシム・ソンミンさんの父親シム・ジンピョさんが4日、「息子の遺書内容を確認したい。遺書をもらって、確かに自筆か、代筆ではないかを確認する」と述べた。自宅のある慶尚南道・固城邑で聯合ニュース記者に明らかにしたもの。
 シムさんはこの日、息子が所属していたセムムル教会の長老から、同じくアフガンで殺害されたペ・ヒョンギュ牧師の夫人のもとにソンミンさんの遺書があるとの電話をもらったという。シムさんは、今ごろ遺書があるという事実を明らかにした教会側が憎いと話しながら、8日にあるペ牧師の葬儀でソウルに行き遺書を受け取る考えを示した。ソンミンさんが殺害される前の7月末ごろ、シムさんが京畿道・盆唐で人質家族と一緒に過ごしていた時にも遺書がありそうだという話はあったが、教会はわからないとしていた。

 シムさんは「遺書まで残させ死地に送り、遺書を見せなかった教会が恨めしい。なぜ遺書をわたしに直接渡してくれず、ペ牧師の家族を通じ渡そうとするかわからない」と不満をあらわにした。


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