ソウル市はこれまで事業推進方法をめぐり論議となっていた漢江・ノドゥル島の文化複合施設造成事業に関連し、まず多目的公演施設を建設した後、文化・教育施設などの付帯施設を段階別に建設していく方針を固め、2009年11月に着工することを決定した。市関係者が4日に明らかにした。
 市は4000億ウォン(約491億円)の予算を投じ、竜山区二村洞一帯のノドゥル島5万1000平方メートル余りに、延面積8万7700平方メートル規模の多目的複合公演施設、文化芸術コンプレックスを建設する。年末までに開発基本計画を策定し、2009年10月までに投資審査と設計を完了させる。完工は2013年を目標としている。公演施設は、2000席規模のオペラ・ミュージカル・シンフォニーなどの公演が可能な大劇場、500~1000席規模の演劇・舞踊・ミュージカル・ファッションショーなどが可能な小劇場という複合施設にする計画だ。デザインは昨年7月に最終コンセプトが決定しており、それを基に設計者と協議して変更を加えていく。ソウル市政のキーワードの1つ「都市デザイン」と関連し、ソウルのランドマークにしたい考えだ。

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 この事業は、2004年に当時の李明博(イ・ミョンバク)ソウル市長が立案したもので、当初は市予算5000億ウォンでオペラハウスを建設するというものだった。これを呉世勲(オ・セフン)市長が、民間資本を誘致し多様な公演・展示行事が可能な複合施設を造成するものに計画を変更したが、今回改めて市の財政事業に推進方針を修正した。


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