今日、安哲秀氏が大統領選出馬表明…与野党「4者構図」が完成＝韓国

1日、韓国野党のアン・チョルス（安哲秀）「国民の党」代表が大統領選挙への出馬を公式に宣言する。彼の大統領選挙への挑戦は、今回で3回目となる。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

安代表は、同日午前10時から国会にある芝広場の噴水台前において、大統領選挙への出馬宣言式を開催する。宣言式は、最初に20代と30代の青年3人による安全・未来・公正をキーワードにしたリレー演説が行われ、安代表による出馬宣言の後に取材陣との質疑応答が行われる予定である。

2012年に無所属候補だった安代表は、当時民主党候補だったムン・ジェイン（文在寅）と一本化をし、中途で候補の座を降りた。一本化の交渉過程において、苦しみを味わい候補を辞退した安代表は、大統領選挙当日に突然渡米した。2017年には、国民の党の候補として出馬したが、得票率21.41%と3位で落選した。今年の4・7再・補欠選挙では、国民の党の候補としてソウル市長選挙に出馬し、当時国民の力の候補だったオ・セフン（呉世勲）との一本化をめぐる予備選挙で敗北した。

偶然にも安代表が大統領選挙への出馬を宣言することにした1日は、国民の力が大統領候補を選出するために行う党員投票の初日である。安代表の大統領選への出馬は、事実上、国民の力に対する牽制という意味を含む宣言とも読み取れる。

安代表の出馬により、来年行われる大統領選挙の構図は、共に民主党・国民の力・正義党・国民の党の「4者構図」となる見通し。ただし、国民の力と国民の党が野党と候補一本化を行う可能性もあり、今後大統領選挙を前に野党再編が行われる可能性は十分ある。野党内では、表の分散を防止するため一本化が勝利のための必須要件であるという考えが大半を占めている。一部では、「第3勢力」の道を進むキム・ドンヨン（金東ヨン）元経済副総理と連帯する可能性もあるとされる。

一方、国民の党の公職選挙候補者推薦管理委員会は、10月31日から11月1日までの2日間、大統領選挙に向けた予備候補の受付けを行なった後「大統領候補との1on1面接」などを経て、最終的に大統領候補を決定する方針である。