大韓大腸肛門病学会が4日に明らかにしたところによると、2005年の大腸がん発生件数は1万5233件(健康保険統計ベース)で、この20年で約12倍に増えた。がん全体のうち、発生件数は胃がんに次ぎ2番目に多かった。患者のうち50代以下が37%を占め、40~50代でも大腸がんにかかる人が多いことが分かった。
 また、大半の先進国では大腸がんによる死亡率が低下しているのに対し、韓国の死亡率は1985年の人口10万人当たり3.8人から2002年には14.4人に拡大し、大腸がんの死亡率が最も高い英国の18.4人に迫っている。

 同学会の広報委員長を務める亜州大学のソ・グァンウク教授は、大腸がんは1期で発見されれば完治率は90%以上だと話す。大腸がんは症状がない場合が多いが、症状がなくても50歳からは5年ごとに大腸内視鏡検査を受けるべきだと指摘した。同学会は、大腸がんのリスクを減らすには大腸に関する知識をつける必要があると判断し、大腸がんの原因や症状、予防、治療、検診方法などをまとめた「大腸がん診療勧告案」を同日発表している。


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