韓国　けさのニュース（１０月２６日）

◇文大統領と大統領選与党候補が面会へ　対話内容に注目　文在寅（ムン・ジェイン）大統領と李在明（イ・ジェミョン）前京畿道知事が２６日午前、青瓦台（大統領府）で会合を開く。李氏が大統領選（来年３月）の与党「共に民主党」の公認候補に選出されてから約２週間後の面会となり、支持層固めに弾みがつくかに関心が集まる。政界は、両氏がソウル近郊・京畿道城南市の大庄洞開発事業を巡る不正疑惑を含め、大統領選の主な論点に関して意見を交わすかに注目している。◇大統領府への国政監査　都市開発不正疑惑を追求へ　国会運営委員会は２６日、青瓦台（大統領府）に対する国政監査を行う。大統領秘書室、国家安保室、大統領警護処を対象に行われる監査には、兪英民（ユ・ヨンミン）大統領秘書室長、李昊昇（イ・ホスン）政策室長、徐薫（ソ・フン）国家安保室長らが証人として出席する。最大野党「国民の力」は、大庄洞開発事業を巡る不正疑惑と大統領選の与党公認候補に選出された李在明・前京畿道知事の関与について集中的に追及し、特別検察官による捜査を促すとみられる。◇新規コロナ感染者１２６６人　前日より７６人増　中央防疫対策本部は、２６日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１２６６人増え、累計３５万４３５５人になったと発表した。市中感染が１２４６人、海外からの入国者の感染が２０人。１日当たりの新規感染者数は前日（１１９０人）より７６人多く、前週の同じ曜日（１０７３人）に比べると１９３人多い。◇サムスントップの麻酔薬違法投与　きょう判決　麻酔薬プロポフォールの違法投与を受けたとして麻薬類管理法違反の罪に問われたサムスングループ経営トップ、李在鎔（イ・ジェヨン）サムスン電子副会長に対する判決が２６日、ソウル中央地裁で言い渡される。全身麻酔に使われるプロポフォールは、韓国では向精神薬として麻薬類に指定されている。李被告は２０１５年１月から昨年５月にかけ、ソウル市内の美容外科で４１回にわたり医療以外の目的でプロポフォール投与を受けた罪に問われており、検察は罰金７０００万ウォン（約６８０万円）を求刑した。◇米紙　慰安婦被害者死去から２４年後の「訃報記事」　米紙ニューヨーク・タイムズは２５日（現地時間）、訃報紙面の約半分を割いて、韓国で初めて旧日本軍慰安婦としての被害を公の場で証言した故金学順（キム・ハクスン）さんの記事を掲載した。金さんは１９９７年に死去した。同紙は１８５１年の創刊以降、きちんと報道できなかった注目すべき人物の訃報記事を通じ、その人物の人生を振り返るシリーズを掲載している。