「漢江・医大生事件」、友人の嫌疑無し処分に遺族が反論「他殺の痕跡ある」(画像提供:wowkorea)
「漢江・医大生事件」、友人の嫌疑無し処分に遺族が反論「他殺の痕跡ある」(画像提供:wowkorea)
ことし4月、ソウル市内にあるハンガン(漢江)公園で失踪した事件。遺体となって発見された医大生ソン・ジョンミンさんの遺族が、失踪直前まで一緒にいた友人Aさんを告訴した事件について、現地警察が「嫌疑無し」処分を下した。これに遺族が反発し、警察の捜査結果は「受け入れられない」と異議提起する意思を明かした。

 故ソン・ジョンミンさんの遺族は友人Aさんを暴行致死・遺棄致死容疑で告訴した。この告訴事件を警察が4か月にわたって調査した結果、「証拠不十分」と最終的に判断し、検察に送致しないとのこと。

 この調査結果を受け、故ソン・ジョンミンさんの父親は、自身のブログを通して「警察から検察には送致しないとの報告を受けたが、その内容を見て異議提起する予定」と言及。

 また「息子を発見した際、顔にマスクをしていなかったため、川に流されたのかと思ったが、ズボンのポケットに畳んで入っていた」とし、「最初は、単純にマスクがポケットの中にあると思っていた。しかし、帰宅して落ち着いて考えてみると、それは明白な他殺の証拠だと思った」と説明。「コンビニの防犯カメラを見ても息子はずっとマスクをしていたし、飲酒時だけマスクを畳んでポケットに入れていた。そして、酒に酔って(マスクをポケットに入れたまま)眠りについてしまったのだ」とし、「息子は、寝落ちしたときに木の横にいたが、その位置から移動することなく(川に)転落した。その状態では、誰かの力によって川に落ちるしかないため、マスクはポケット内にそのまま残っていたことになる」と主張した。

 これに先立ち、遺族はソン・ジョンミンさんが失踪する直前まで一緒に酒を飲んでいた友人Aさんに死亡の責任があるとして去る6月23日、告訴状を提出していた。

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