韓国「来週のハロウィンデー」新型コロナ感染拡大の分岐点(画像提供:wowkorea)
韓国「来週のハロウィンデー」新型コロナ感染拡大の分岐点(画像提供:wowkorea)
韓国防疫当局が、来週31日の「ハロウィンデー」で、防疫指針に反するイベントや私的会合が、障害となってはならないと述べた。

リュ・グンヒョク中央災難安全対策本部1総括調整官(保健福祉部第2次官)は22日、中央災難安全対策本部会議で「最近一週間の一日平均感染者数は1408人で、過去一週間と比較すると290人減少した」とし「感染者数は減少傾向を見せているが、まだ防疫の緊張を解くことはできない」と述べた。

リュ調整官は「段階的日常回復のため、防疫状況がもう少し安定的に管理されなければならない」と述べた。これに関連し、31日のハロウィンデーがある週末が、分岐点だと言及した。

リュ調整官は「特に、ハロウィンデーがある次週末は、非常に重要である」とし「われわれが目標としている段階日常回復を目前に、防疫指針に反するイベントや私的会合が、障害となってはならないだろう」と強調した。

その理由として、「感染者数が、医療がひっ迫するほど増加すると、国民の生命と健康を守るために、必然的に防疫措置を再度強化するしかないからだ」と付け加えた。

リュ調整官は、「欧州でも、日常回復の過程で感染者が再び増加しており、一部の国は、再度ロックダウンするなど、防疫措置を強化することを検討している」とし「中央災難安全対策本部会議では、ハロウィン期間、外国人防疫管理強化策を議論する」と述べた。

リュ調整官は、「自治体と関係省庁は、ハロウィン期間にイベントなどが行われる地域を中心に、防疫指針が遵守されるよう、現場点検と管理を徹底するよう要請したい」と伝えた。

続いて「特に、ワクチン接種率が低く、感染者発生率が高い外国人の集まりが、感染拡大の種とならないよう、管理や点検を徹底的におこなうよう呼びかけたい」とも語った。

新型コロナ予防接種について「22日午前0時基準、接種完了率は、全人口比68.2%」とし「早ければ今週末、遅くとも来週あたまには、全人口比70%を超えると予想される」と述べた。

リュ調整官は、「ワクチン接種の効果は明らかである」とし「8月15日から10月9日までの8週間、18歳以上の感染者を分析した結果、接種完了者は非接種者に比べ、重症化と死亡が3倍以上低いことが分かった」と説明した。

彼は「接種完了者は、重症患者の13.4%、死亡者の18.5%であるのに対し、未接種者は、それぞれ65.7%、65.6%に達した」とし「ワクチン未接種者は、接種することを重ねてお願いしたい」と訴えた。
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