韓国銀行は毎年35兆ウォン(約3兆3468億円)ほどの貨幣を発行している。管理している外貨準備高だけでも先月(9月)基準で4639億7000万ドルである。野党勢からは「警戒心をもって予防システムの構築を強化すべきだ」という意見が出ている。
韓国国会 企画財政委員会所属のチュ・ギョンホ“国民の力”議員が韓国銀行などから入手した資料によると、ことしの1~8月に韓国を対象としたハッキングの試みは計1069件であったことが、きょう(14日)明らかとなった。韓国銀行を標的としたハッキングの試みは2017年の335件、2018年の767件、2019年の1442件など毎年増加していたが、昨年(2020年)は1012件と初めて減少した。しかし、ことしの8か月間で昨年一年間の全件数をすでに5.6%(57件)上回っている。
韓国銀行に対して、ことしの月平均で133.6件のハッキングの試みが確認された。これは、これまでで最も多いハッキングの試みがあった2019年の月平均(120.1件)より11.2%多いもので、ことしの流れをみると、ことしはこれまでの年間最大値を更新する可能性がある。
チュ議員は「原子力研究院の内部網が北朝鮮ハッカーたちの “遊び場”となった事例もあることから、国家財政情報を管轄する施設に対する徹底した予防システムの構築が必要だ」と語った。
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