【ソウル28日聯合】アフガニスタンで拘束されている人質の解放が合意されたとの知らせを受け、青瓦台(大統領府)と政府合同対策本部が設けられた外交通商部の当局者らは一様に歓迎の意向を示すとともに、安堵(あんど)の表情を見せた。身柄引き渡しの過程が残っており、慎重な姿勢も見られるが、全員解放での合意だけに、今後特に大きな問題はないとまずは楽観的なムードだ。
 外交通商部の当局者は「人質が家族の元に無事に帰るまで緊張を完全に緩めることはできないが、状況がまた悪化することはないと期待している」と述べた。拉致の事実が伝えられて以来、24時間体制で状況室を守ってきた当局者は「本当に幸いだ。これ以上なにも言えない」と感極まったようすだった。別の当局者も「外信を通じて暗いニュースが入ってくるたびにどれだけ胸を痛めたかわからない。やっと安心して寝られるようだ」と述べた。

 ただ、人質のうち2人が殺害されたことには無念さも残された。ある当局者は、「先に解放された女性2人を含む21人が無事に帰国するものと思われるが、政府の努力にもかかわらず、2人が殺害されたのは残念だ」と無念の表情をにじませた。
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