キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
朝鮮労働党機関紙“労働新聞”はきょう(1日)「国防科学院は9月30日、新たに開発した反航空ミサイルの総合的戦闘性能とともに、発射台・探知機・戦闘総合指揮のための実用性を確証することに目的を置き、試験発射を実施した」と報道した。
北朝鮮が今回試験発射した反航空ミサイルは、ことし1月の朝鮮労働党大会期間の閲兵式で公開された「地対空ミサイル」だと推定されている。
今回のことにより北朝鮮は、先月だけでも5回にわたるミサイル発射を実施したことになる。
キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は先月29日、最高人民会議の施政演説で「国家防衛力を強化することは、主権国家の最優先的な権利だ」とし「朝鮮半島地域の不安定な軍事的状況を安定的に管理し、敵対勢力たちの軍事的行動を徹底的に抑止することのできる威力のある新たな武器システムの開発に拍車をかけている」と語っている。
一方米国は、依然として対話と外交を通じた解決の姿勢を維持しているが、北朝鮮に対する警告メッセージの水位はだんだんと上がっている状況である。
アントニー・ブリンケン米国務長官は先月30日(現地時間)、北朝鮮の度重なるミサイル試験発射について「国連安全保障理事会決議の度重なる違反に対して懸念している」とし「これは、不安定性と危険の可能性を一層高めるものだ」と指摘した。
米国は、北朝鮮による極超音速ミサイル「火星-8型」の試験発射により、英国・フランスとともに国連安保理会議の召集を要請した。
米国はこれまで北朝鮮の国連安保理決議違反である弾道ミサイル試験発射に対して、北朝鮮を刺激することを避けるために安保理会議の召集には一歩退き、主にヨーロッパ諸国が会議を要請していた。
ただ米国は、外交と対話を通じた解決という姿勢を維持している。米国務省のソン・キム対北特別代表は「我々は米国と同盟国たちの安保を増進させる具体的な進展を成すために、北朝鮮と外交において『調整された実用的アプローチ』をしている」と語った。
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