SKイノベーションによる、米国のバッテリー工場(画像提供:wowkorea)
SKイノベーションによる、米国のバッテリー工場(画像提供:wowkorea)
SKイノベーションと米フォードはこのほど、米国テネシー州スタントンとケンタッキー州グレンデールに、バッテリー工場および電気自動車(EV)組み立て工場を建設するため、計114億ドル(USD)を投資すると発表した。フォードにとっては創業118年以来、過去最大の投資規模となり、これまで米国で進められてきたバッテリー工場の投資案件中でも最大規模となる。

SKイノベーションは、フォードと設立予定の合弁会社ブルーオーバルSK(BlueOvalSK)の持分50%に相当する、44億5000万ドルをバッテリー工場建設に投資する。

ブルーオーバルSKはテネシー州に生産規模43ギガワット(GWh)、ケンタッキー州に同86ギガワット、計129ギガワット規模のバッテリー工場を建設する。事前に発表していた規模である60ギガワットの2倍以上となり、60キロワット(kW)のバッテリーを搭載するEV215万台への供給が可能となる。

SKイノベーションが米国ジョージア州に単独で建設する工場まで含めれば、年間150ギガワット規模の生産能力を持つことになる。世界で2025年までに、200ギガワットの生産能力を確保するという同社の目標を超える見通しだ。

米国では最近、EVの普及と関連産業のエコシステム構築に向け、米国産のバッテリーとEVに対し、各種インセンティブを提供すると発表した。これによりSKイノベーションの米国における地位も、より確かなものになると期待される。


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