「親族からの性暴力」訴える国民請願に、青瓦台「積極的な分離で被害者を保護」=韓国(画像提供:wowkorea)
「親族からの性暴力」訴える国民請願に、青瓦台「積極的な分離で被害者を保護」=韓国(画像提供:wowkorea)
青瓦台(チョンワデ、大統領府)は10日、性暴力の加害者である実の兄と同じ家に居住しているとし、分離措置を訴えた国民請願に対し、「警察はより積極的な分離措置により被害者の保護に努める」と述べた。

青瓦台はこの日、親族からの性暴力被害を告発する国民請願への回答で、「今回の事件のように親族による性暴力の場合、加害者と被害者が同じ空間に居住することで、追加の被害の発生や被害陳述に困難が生じる可能性がある」と明らかにした。

請願人は幼いころから性暴力の加害者である実の兄と同じ家に住んでいるとし、分離措置を訴えたところ、約29万人の国民が請願に同意した。

青瓦台は続いて、「請願が受け付けられた直後、請願院の意思に基づき請願人は政府支援施設に入所した」とし、「該当施設で被害者の特性を考慮した保護・支援措置が取られている。被害者が告発した事件は現在、裁判が進められている」と説明した。

青瓦台は、「政府は『性暴力防止および被害者保護などに関する法律』に基づき、性暴力の被害者に専門機関(相談所、保護施設など)を通じ心理相談、医療および法律支援、保護および寝食提供などを支援している」とし、「緊急電話1366、女性暴力サイバー相談などでは初期相談を支援し、性暴力被害者の専門機関と連携して支援と保護措置が取られるようにしている」と紹介した。

また、「政府は性暴力を含む家庭暴力の被害者など、助けが必要な社会的脆弱(ぜいじゃく)危機階層に死角地帯なく保護と支援が行われるよう積極的に努力する」と強調した。
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