この事件は国家転覆を狙い地下組織の人民革命党を再建しようとしたとして、首謀者とされる8人が死刑になった事件。8人は大法院(最高裁に相当)の上告棄却決定から20時間後に死刑が執行されている。遺族ら46人は今年初め、国を相手取り総額340億ウォン(約41億円)の損害賠償請求訴訟を起していた。
死刑となった8人は再審により刑事上の無罪判決を受けており、今回の賠償金支払いの判決が確定すると、司法により容疑者の最終的な名誉回復が果たされることになる。
今回の判決で裁判所が国の賠償責任を広く認めたことは、公権力を利用した人権じゅうりん行為根絶の意志を明確に示したものと受け止められている。裁判所は「国が国民ひとりひとりの尊厳と価値を保障する任務があるにもかかわらず、8人を社会不純勢力として命を奪い、本人と遺族に一生消えることのない大きな苦痛を与えた」と判決の理由を説明している。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0