15日に報じられた「アリラン」公演のようす(朝鮮中央テレビ)=(聯合)
15日に報じられた「アリラン」公演のようす(朝鮮中央テレビ)=(聯合)
北朝鮮が豪雨による水害の中でも、集団芸術公演「アリラン」を続けている。朝鮮中央放送が21日に報じたものだが、水害を理由に南北首脳会談の開催を延期したこととは対照的だ。アリラン国家準備委員会のキム・グムリュル演出室長は、同放送のインタビューに応じ「毎年伝統として開かれている公演を観覧するため、毎日数万人の労働者や青少年、学生、海外同胞、外国人が訪れている」と紹介している。
 しかし北朝鮮は、今年よりも被害規模が小さかった昨年の水害では、会場となる平壌の綾羅島5・1競技場が浸水したとして公演を中止している。このため、「公演継続」報道には疑問の声が上がっている。

 こうした中、北朝鮮水害支援を行っている韓国側対北朝鮮支援団体らも困惑顔だ。北朝鮮が膨大な規模の出演者を動員する「アリラン」公演を続けているのが事実であれば、韓国民が北朝鮮住民の被災状況を理解するのは難しく、水害支援募金も困難になると思われる。


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