「アフガン人の韓国移送」半数近くが10歳以下…「タリバン関係者が含まれる可能性はゼロ」(画像提供:wowkorea)
「アフガン人の韓国移送」半数近くが10歳以下…「タリバン関係者が含まれる可能性はゼロ」(画像提供:wowkorea)
アフガニスタンで韓国政府に協力していた現地スタッフ391人を特別功労者として国内に移送する中、キム・マンギ(金萬基)国防部国防政策室長は「内部で(現地人の移送作戦が)8月初めから論議されてきた」と明かした。アフガニスタンの首都カブールがタリバンに占領される(8月15日)前から輸送作戦に入っていたとの説明だ。

キム・ヒョンジョン の最新ニュースまとめ

 キム室長はCBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」に電話出演し、今回の作戦関連の話題に触れた。

 彼は「イスラム武装組織タリバンがカブールを占領し、急きょ、韓国大使館も撤収することになった。危機意識が強くなり、8月30日までがある意味最低ラインだと考え、軍用機投入を決定した」と説明。続けて、「カブールは電波状況が悪い場所が多いが、奇跡的に希望者全員と疎通ができた。大使館で対象者を選定する過程から管理がきちんとできていたし、偶発状況の対応や非常連絡網が整えられていたため、こうした状況にも成果があったと思っている」と付け加えた。

 特にカブール国際空港に接近することが最も大きな問題だった。タリバンが掌握したカブールでは検問所が統制されていて、進入遮断、安全問題などで憂慮が相当だったということだ。

 キム室長は「カブール空港の内外には2万人余りの人たちが混乱状況にあり、初日の作戦では26人しか集まらず心配した」とし、「バスで空港に移動する際はタリバンの検問所を通過しなければならないのだが、これには米軍の承認が必要だ。米軍の支援を受けて、(空港に既に入っていた26人以外の人員が)基地内に入ることができた。奇跡が起こったようなものだ」と強調した。

 韓国入りする彼らの中にタリバンに関わる人物がいる可能性については「ゼロ」と確言した。キム室長は「現地から来る人たちは全員、外交部で把握している。選抜過程でも保安審査に力を注いだと聞いている」と述べた。

 当初登録された対象者は427人だったが、最終的には391人のみリストに挙げた。対象者には5歳未満が100人、6~10歳も80人ほどにのぼり、移送過程で粉ミルクなどの支援がなされた。今回撤収しなかった30人ほどは残留または、第3国行きを選択したという説明だ。



Copyrights(C)wowkorea.jp 3