「韓国元法相の娘入学取り消し反対」、国民請願で20万人突破…青瓦台の回答あるか=韓国(画像提供:wowkorea)
「韓国元法相の娘入学取り消し反対」、国民請願で20万人突破…青瓦台の回答あるか=韓国(画像提供:wowkorea)
”たまねぎ男”と呼ばれたチョ・グク(曹国)元法務部(法務省に相当)の娘の、釜山大学医学専門大学院の入学取り消し決定が下った中で、この決定に反対する青瓦台(大統領府)国民請願に20万人余りが同意した。

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去る24日、青瓦台ホームページ内国民請願掲示板には、「釜山大チョ・ミン氏(チョ・グク氏娘)の違法な入学取り消し決定に反対します」というタイトルの文章が掲示された。

請願人は、「チョ・ミン氏の基本的な推定無罪の原則も無視した、釜山大の違法な取り消し決定を糾弾する」とし、「明白な人権弾圧であり、憲法違反」だとした。

そして釜山大がチョ氏の母親であるドンヤン(東洋)大学チョン・ギョンシム教授の2審判決を根拠にした点を指摘し、「被疑者は有罪判決が確定する時まで、無罪として推定される原則」だと主張した。

続けて「3審最終判決が終わってもいない状況で推定無罪の原則に基づき決定は無効とし、取り消し決定を撤回し、関係者たちを処罰しなければいけない」と強調した。

該当の請願は、25日基準で20万人余りの同意を得ており、青瓦台の回答基準を満たした。これに青瓦台の回答可否に視線が注がれている。青瓦台の関係者はチョ氏に対する釜山大の決定が下った当時、「医師免許と関連しては、どうするか熟考して決定する。具体的な状況が把握出来たら伝える」と多くを話さなかった。

これに先立ち釜山大は去る4月からチョ氏の入学関連疑惑を調査し、去る24日に記者会見を通じ、チョ氏の医学専門大学院の入学取り消しを決定したと明らかにした。釜山大は「2015年新入生募集要項には提出書類の記載事項が事実と違う場合、不合格処理をするとある」と伝えた。

釜山大がチョ氏の医学専門大学院入学取り消しを予告し、医師免許はく奪の可能性も大きくなった。医師免許を管理する保健福祉部は、チョ氏の医学専門大学院入学取り消しが確定すれば、免許取り消し処分を知らせ、当事者意見を聞く行政手続きを進めるとした。

該当の結果と関連し、チョ・グク元長官は自身のSNSを通じ、「父として苦しい」とし、「最終決定が下る前、予定された聴聞の手続きで忠実に説明する」とした。

彼はまた、偽のスペックを作り息子を医学専門大学院に入学させた教授が2審で実刑を宣告されたが、その息子はいまだ医者として活動しているというヨ・ジュンソン福祉部長官政策秘書官の文をSNSに共有した。ヨ秘書官は文章で該当の内容に言及し、「チョ氏の場合のように医師試験に合格した後、医学専門大学院(または大学)入学が取り消されるのは初めて」とした。

一方、文大統領やその側近チョ・グク元法相の政敵であるパク・クネ(朴槿恵)前大統領や側近チェ・スンシル(崔順実)氏の娘は、最終判決の前に大学と高校が入試不正と判断され、中学卒業の学歴となった。この事件で乗馬選手だったチェ氏の娘に名馬を提供したことが「朴前大統領に対する賄賂」と認められ、サムスン(SAMSUNG)電子イ・ジェヨン(李在鎔)副会長の収監の理由の一つとなった。
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