独自に開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種に乗り出した台湾で、接種者2人が死亡する事故が起き、物議をかもしている。

きょう(25日)台湾の日刊紙“中国時報”などの台湾メディアは「台湾のワクチン開発企業“高端MVC”が独自に開発した新型コロナワクチンを2日前に接種したマレーシア国籍の男性(56歳)と、台湾人の男性(39歳)が死亡した」と伝えた。

また 台湾北部・基隆市の30代の夫婦は前日にこのワクチンを接種した後、それぞれ全身麻痺と悪寒による震えなどの症状で病院に運ばれた。

このことについて陳時中 衛生部長(大臣)は「死亡した56歳男性の場合、基礎疾患があり心筋梗塞の可能性が高いとして、ワクチン接種との関係は剖検を通して正確に知ることができるだろう」と語った。

つづけて「このことによりワクチン接種を中断はしない」と付け加えた。

野党“国民党”の一人は「アストラゼネカワクチンとモデルナワクチンを接種してから、それぞれ73日と26日後に台湾内で初めて死者が発生したこととは異なり、今回の高端ワクチンは接種開始から数日で2人の死者が発生した」と語った。

つづけて「死亡に関する疑惑が正確に究明されるまで、保健当局は高端ワクチンの接種を中断すべきだ」と主張した。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96