北朝鮮の外務省は、ホームページに「反人類的集団テロ行為は容認できない」という書き込みでテロを糾弾し被害者を追悼するアメリカこそが、「反テロ戦」で多大な被害を出したとも批判している。
外務省は、アメリカのブラウン大学が2001年から、アメリカが展開した「反テロ戦」によって全世界で3,700万人の避難民が発生したという報告書を用い「アメリカ政府は、多くの国で直接戦争を起こしたり、武力紛争を引き起こしたりしたことについて明らかに責任を負うべきだと主張した」と紹介した。
外務省は「この20年間、アフガニスタンでのアメリカとNATOの無謀な軍事作戦が10万人の民間人死者と数百万人の避難民を産んだ」とし「“反テロ”という名目の下、複数の国に駐留した西側諸国の軍隊が罪のない住民を相手に敢行した拷問や暴行、強姦殺人事件は、彼らが主張する“反テロ”とは果たして何なのかという疑問を世界に提起している」と批判した。
同時に「西側が行っている「反テロ戦」とは、明らかにテロを口実に主権国家の制度転覆と彼らの軍事経済的利益を狙った国家テロ行為、人権抹殺行為」と主張した。
外務省は「中国とロシア、アフガンの事態を招いたアメリカを痛烈に非難」というタイトルの別の文章で「強権と軍事的手段での問題解決がより多くの問題をもたらすことになるという教訓を、アメリカは真摯に省みる必要がある」という王毅(おうき)中国外交部長の言葉を紹介した。また「アメリカこそ世界の平和と安定を破壊する主犯であり、緊張激化をもたらす禍の源であることを実証している」という華春瑩(かしゅんえい)中国外務省のスポークスマンの言葉を引用した。
ロシアの外務省スポークスマンであるマリア・ザハロワ氏は、「アフガニスタン政府軍とタリバン勢力との対決状態は、アメリカの非建設的な「思考プロセス」の後遺症」と、事態を引き起こした張本人であるアメリカを強く非難したとも伝えた。
Copyrights(C)wowkorea.jp 91