17日、南北軍事境界線に近い京畿道・坡州から望む非武装地帯(DMZ)=(聯合ニュース)
17日、南北軍事境界線に近い京畿道・坡州から望む非武装地帯(DMZ)=(聯合ニュース)
◇韓米合同演習4日目 北朝鮮は前線で訓練 韓米両軍による合同指揮所演習が4日目に入った。同演習に反対している北朝鮮に関し、韓国政府筋は「北は韓米合同演習のたびに訓練を実施してきた。今回も東部前線など最前線部隊を中心に『陣地占領』などの訓練を行っている」と伝えた。北朝鮮軍の陣地占領訓練は最前線に設置されている見張り所に多数の兵力を移動させるもので、期間は4~5日とされる。また、北朝鮮は15、16の両日に朝鮮半島東側の海上に航行警報を出したが、ミサイル発射や砲撃訓練は行わなかった。韓国軍当局はこうした北朝鮮の動きを、強度が比較的低い対応とみている。◇新規感染者が再び2千人超 来週からの感染防止レベルあす発表 新型コロナウイルスの流行「第4波」の勢いに歯止めがかからない。14~16日の連休中に検査件数が減少した影響で1日当たりの新規感染者数は一時1300人台に低下したが、18日に再び1800人を上回り、19日には2000人を超えた。政府は新規感染者数の推移やワクチン接種の進捗(しんちょく)状況などを総合的に判断した上で、23日から適用する感染防止策「社会的距離の確保」のレベルと私的な集まりの人数制限措置を20日に発表する予定だ。現在は首都圏が最も高い第4段階、そのほかの地域は原則第3段階が適用されている。現在の感染拡大状況を踏まえると、現行レベルが再延長される可能性が高い。◇仮釈放のサムスントップがきょう出廷 グループ会社合併問題 サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が19日午前、グループ傘下のサムスン物産と第一毛織の合併を巡る公判のためソウル中央地裁に出廷する。2015年にサムスングループの未来戦略室がサムスン物産と第一毛織の合併を進めた際、李氏は大株主だった第一毛織の株価を高く、サムスン物産の株価を低くする目的で虚偽情報の流布などの不正を行い、両社合併後に持ち株会社の役割を担うサムスン物産の株式を十分に確保することでグループ支配力を強めたとして、昨年9月に在宅起訴された。李氏は前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏らへの贈賄罪などで服役していたが、今月13日に仮釈放された。
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