中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は、15日に政府世宗庁舎で開かれた新型コロナウイルス定例ブリーフィングで、「去る8日から14日まで、一週間の一日平均韓国国内患者数は1780人であり、直前一週間(1495人)より19%増加した」と説明した。
流行の中心地域である首都圏の場合、1077人と前週の937人より15%増加した。非首都圏は同じ期間で559人から703人と、25.8%増加した。ソン班長は「特にテジョン(大田)、忠清地域、釜山、チェジュ(済州)などは流行規模が大きく、ずっと拡散し続ける推移」だと説明した。
ソン班長は「重症患者と死亡者も増加している」、「先週の平均重症患者は377人と前週(347人)より増えた」とし、「一週間の死亡者も32人とその前週の21人より増えている」と指摘した。
韓国政府は当分の間、流行が持続するという見込みだ。
ソン班長は「伝播力が強いデルタ変異ウイルスと、休暇の時期で移動が起こり、流行が大きな規模で増加している。短期間に流行を統制するのは簡単ではない状況」と説明した。
キム・ブギョム(金富謙)首相は、中央災害安全対策本部会議を主宰した席で「一部専門家たちは防疫戦略の転換が必要だという主張をするが、今はその時ではない」と話した。
韓国政府は現在、予防接種の進行状況や新型コロナウイルス感染症の致死率の水準を見て、まだ転換には早いという判断をしている。
ソン班長はブリーフィングを通じ、「防疫当局の当面目標は4次流行を素早く安全化させ、予防接種を計画に従い拡大し、目標を達成すること」だと一蹴した。ソン班長は続けて「このような目標を達成しながら1次接種が70%程度まで完了する瞬間から、防疫体系の変化可否を悩むのではないかと思う」と加えた。
一部で提起されているワクチン受給のずれによりワクチン接種目標の変化に対しては、「ワクチン受給状況に変化が起きても、1・2次接種目標達成は可能である」としながらも、「供給のずれが重大に発生すれば、計画が変動する余地もある」と話した。
カン・ドテ保健福祉部第2次官を代表にした政府代表団は去る13日、ワクチン供給のずれのあったアメリカのモデルナ本社を訪問し、15日に帰国した。
カン次官はアメリカ現地で面談を終えた直後、記者たちと会った席で「韓国政府は遺憾を表明し、モデルナ社は謝罪の意思を表明した」とし、「より多い物量のワクチンが、より早く供給されることを要請し、モデルナ社は最善の努力をするとした」と話した。
韓国政府はモデルナ社側と実務合意をし、今回の訪問結果を17日の午前に発表する予定だ。
また、去る9日から始まった18~49歳のワクチン接種事前予約が60%台で留まり、政府の期待値を満たしていないという指摘が出ている。政府は今回の事前予約を10部制で運営しており、10部制予約が終わり追加予約まで実施すれば、予約率が高まると期待している。
新型コロナウイルス感染症の予防接種対応推進団によると、1次事前予約を終えた接種対象者の事前予約率は60.4%だ。
ソン班長は「予約対象者1576万4481人の内、60%が予約をした」とし、「予約中であったり接種予定、接種済みを全て合わせると18~49歳の人口の70%は超過している水準」、「これから追加の予約で予約率はもう少し上がることを期待している」と伝えた。続けて、「10部制の予約が終わる19日から来月18日までの一か月間は、継続して予約を受ける」とし、「この期間中の接種予約に対する広報を強化し、予約率が高まることを期待している」と加えた。
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