香川県直島の“象徴”、台風で損傷=韓国報道(画像提供:wowkorea)
香川県直島の“象徴”、台風で損傷=韓国報道(画像提供:wowkorea)
香川県直島にあるベネッセハウス近くの海辺埠頭に設置された草間弥生(92)の代表的な造形物が台風9号によって損傷した。

 今月9日付の毎日新聞によると、損傷したカボチャの造形物は高さ2m、幅2.5mの強化プラスチックで作られ、この日朝に海に落ちて割れた姿で発見された。

 造形物を管理するベネッセアートサイト直島は「この日午前、作品を固定する取っ手が外れて海に飛ばされた」とし、「造形物は本来、台風の接近時には一時除去できるように作られたが、予期しなかった台風の進路によって損傷した」と説明した。

 また、博物館側は「非常に重要な作品が損傷し、遺憾」だとし、「復旧できるか判断する予定」と述べた。

 “かぼちゃ作家”の草間弥生は日本を代表する世界的な設置美術家だ。今回破損した造形物は草間の連作のうちの黄色いカボチャをモチーフにした作品で、巨大なカボチャに作家の象徴である水玉模様が刻まれている。

 直島はかつて銅製錬所があった島から1998年に有意義な芸術家、建築家たちの協業によって“現代アートの島”へと生まれ変わった。その中で草間の作品は直島の象徴とされ、観光客に広く愛されてきた。
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