アフガンから帰国の2人「解放の事実知らなかった」

アフガニスタンで武装勢力タリバンに拉致され、26日ぶりに解放されたキム・ギョンジャさんとキム・ジナさんは、タリバンから現地の赤新月社スタッフに身柄が引き渡された当日も自分たちが解放される事実を知らなかったことが明らかになった。2人の帰国に同行した政府関係者が17日、インド・ニューデリーからソウルに向かう機内で聯合ニュースとのインタビューに答えた。
　この関係者によると、拉致されて以来、監禁場所を移されることが多かったため、2人は身柄引き渡しの時も同じように別の場所に移動するものと信じていたという。

　また2人は、最近までペ・ヒョンギュ牧師とシム・ソンミンさんが殺害された事実を知らずにいたことも分かった。2人はシムさんとともに監禁されていたが、シムさんが先月30日にタリバン隊員に呼ばれ出て行った後、戻ってこなかったので解放されたものと信じていたという。女性2人は16日にペ牧師ら殺害の事実を知らされ、一時は衝撃のあまり話ができないほどだったとしている。

　韓国人ボランティアの23人は先月19日、カブールからカンダハルに向かう途中にタリバンに拉致され、このうちペ牧師が25日に、シムさんが31日にそれぞれ殺害された。


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