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仮釈放のサムスントップ 19日出廷へ=グループ経営権継承問題で
【ソウル聯合ニュース】韓国サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が19日に開かれるグループ傘下のサムスン物産と第一毛織の合併を巡る裁判に出廷する。法曹関係者が15日、明らかにした。 前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏らへの贈賄罪などで服役していた李氏は13日に仮釈放された。釈放されてから初めての出廷となる。 李氏はサムスングループの経営権継承に絡み、資本市場法上の不正取引行為および相場操縦、業務上背任などの罪に問われている。昨年9月に在宅起訴され、事実上の初公判に当たる公判準備手続きが翌10月に開かれ、裁判が進められていた。 検察は、2015年にサムスングループの未来戦略室がサムスン物産と第一毛織の合併を進めた際、李氏が大株主だった第一毛織の株価を高く、サムスン物産の株価を低くする目的で虚偽情報の流布などの不正を行ったとみている。李氏は合併後、持ち株会社の役割を担うことになったサムスン物産の株式を十分に確保することでグループ支配力を強めた。 一方、李氏側は正しい経営上の判断で行われたものであり、2社が共に利益を得たとし、無罪を主張している。