韓国議員、「尹錫悦元検察総長、メディア最大の被害者ではなく恩恵者」(画像提供:wowkorea)
韓国議員、「尹錫悦元検察総長、メディア最大の被害者ではなく恩恵者」(画像提供:wowkorea)
韓国のキム・ウィギョム(金宜謙)「開かれた民主党」議員が、「国民の力」の大統領選挙候補者であるユン・ソクヨル(尹錫悦)元検察総長に向けて「(尹元総長が)メディアの最大の被害者だと規定したが、メディア誤報の最大の恩恵者だと思う」と述べた。

 金議員は13日、CBSラジオに出演し「尹元総長が言論仲裁法改正案を反対したのは朝中東(朝鮮・中央・東亜日報)を中心とする大手メディアの同盟関係を維持し続けるための発言」とし、このように明らかにした。

 「共に民主党」で推進している言論法改正案には「虚偽・捏造報道」を法で規定して、これによる被害額の最高5倍まで懲罰的賠償を報道機関に課す条項などが含まれている。

 これをめぐり、尹元総長は「与党発の言論仲裁法改正案は権力に対する監視という言論本来の機能を毀損(きそん)する“毒素条項”に満ちている」とし、「報道機関の故意重過失推定、損害額の最大5倍以上を追徴する懲罰的損害賠償が代表的」と声を高めた。

 さらに「メディアが権力を監視するのではなく、権力がメディアを監視する世の中になる」とし「ここ数年間、メディア誤報の最大被害者は私、尹錫悦だが、それでも言論仲裁法改正案に断固反対する」と述べた。

 尹元総長の発言について金議員は「検察総長在職期間中の捜査内容を大手報道機関を中心に書き取りながら検察の捜査を支持し、ある意味鼓舞・賞賛した」とし、「今、尹元総長が権力に勝負する硬骨検事のイメージが、メディアが敷いた花道に従って作られた。今、野党の大統領選候補支持率が1位にまで上がった」と述べた。

 また「この法案を最も恐れている人々が一般記者というより大手報道機関の社主」とし「報道機関の社主の立場と、現業記者たちとは差がある」と付け加えた。

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