アフガニスタン武装勢力による韓国人拉致から劇的に解放されたキム・ギョンジャさんとキム・ジナさんの2女性が、人質生活という悪夢をあとに、17日午前4時50分に帰国の途についた。アフガニスタンでボランティア活動をするため、殺害されたペ・ヒョンギュ牧師ら18人とともに先月13日に出国してから、35日ぶりの帰国となる。
 2人は拉致から26日目となる今月13日に解放された後、アフガニスタンのバグラム空軍基地内でアフガン駐留韓国軍部隊で健康診断を受け休息を取っていた。前日午後にアフガニスタンのカブールを出発しニューデリーから仁川行きのアシアナ航空機に乗り換えた2人は、健康状態を問う記者の質問にも口を閉ざしたままだった。2人はややむくんだような顔で、疲労の色が濃かった。2人に付き添う政府関係者は報道陣に対し、本国からの指針だとしてインタビューと写真撮影を禁じた。

 韓国到着は17日午前11時55分の予定で、ただちに国軍首都病院に入院し治療を受ける。まだ解放されていない19人の人質の安全を期し、当局の特別保護を受けることになる。

 韓国人ボランティアの一行は先月19日、カブールからカンダハルに向かう途中にガズニ州内で武装勢力タリバンに拉致され、このうちペ牧師とシム・ソンミンさんの2人が殺害された。


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