サムスン電子副会長の「仮釈放」、韓国経済界から「歓迎の声」

サムスン電子のイ・ジェヨン（李在鎔）副会長の仮釈放が電撃決定し、韓国経済界には安堵の声が広がっている。

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　法務部（法務省に相当）のパク・ボムゲ長官は9日午後6時50分ごろ、政府庁舎ブリーフィング室で李副会長に対する仮釈放の最終決定文を発表。

　パク長官は「今回の仮釈放審査は、新型コロナウイルス長期化と国家的な経済状況、グローバル経済状況を勘案し、李副会長を（仮釈放）対象者に含める決定を下した」と説明した。

　これと関連し、サムスン電子の内部では経済業界の攻撃的な投資とM＆Aなどが本格化し、不安が大きくなっている時期に戦略的な対応と意思決定に速度を上げて活力を取り戻すことができるとの期待が高まっている。

　ことし1月、国政介入事件の差し戻し裁判で懲役2年6か月の実刑判決が言い渡され収監された李副会長は、およそ7か月ぶりとなる来る13日午前10時、出所する予定だ。