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韓国 けさのニュース(8月10日)
◇北朝鮮の金与正氏 韓米演習を非難「強い遺憾」 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は10日、韓国と米国の合同軍事演習の事前訓練が始まったことについて、「ついに情勢の不安定を一層促進させる合同軍事演習を開始した」として、「南朝鮮当局者の背信的な振る舞いに強い遺憾の意を表す」と非難する談話を出した。韓米の軍事当局は10~13日、合同軍事演習の事前演習となる危機管理参謀訓練(CMST)を行う。公式演習の日程に含まれない韓国軍合同参謀本部主導の訓練だが、韓米合同演習が事実上スタートしたことになり、北朝鮮の反応が注目されていた。金与正氏は韓国に演習の中止を迫っていた。◇新規コロナ感染者1540人 火曜発表では最多 中央防疫対策本部は10日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1540人増え、累計21万3987人になったと発表した。市中感染が1476人、海外からの入国者の感染が64人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1492人)に比べ48人多く、火曜日に発表する月曜日の感染者数としては過去最多となった。曜日最多を記録するのは4日連続。これまで週の半ばの水曜日から感染者数が前日比500人程度急増するパターンが繰り返されており、今週は2000人を超えるとの懸念も出ている。◇サムスントップ 仮釈放決定も四面楚歌 前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏らへの贈賄罪などで服役し、13日に仮釈放されることが決まったサムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長は、依然として四面楚歌(そか)の状態にある。刑の効力は続いており、保護観察の対象である上に別の事件の裁判も控えている。海外の競合企業の攻勢も激しさを増している。サムスン電子は総帥不在という最悪の状況からは脱したものの、李氏は重い足かせをつけたままグローバル半導体戦争の先鋒に立たなければならない立場だ。◇セウォル号の証拠改ざん疑惑 特別検事がきょう捜査結果発表 2014年4月に南西部の全羅南道・珍島沖で起きた旅客船セウォル号の沈没事故の証拠が改ざんされた疑惑を調べていた李賢柱(イ・ヒョンジュ)特別検事が、約3カ月間の活動を終えて10日午後に記者会見を開き、結果を発表する。特別検事はセウォル号の監視カメラのデータが改ざんされた疑惑や録画装置の回収過程を巡る疑惑、青瓦台(大統領府)をはじめとする当時の政府の対応の適正性などを調べ、これまでに海軍、海洋警察、大検察庁(最高検)、大統領記録館、海洋水産部などを家宅捜索して関連資料を押収した。