韓国警察、ポルシェ疑惑の前特別検察官を10時間半にわたり事情聴取(画像提供:wowkorea)
韓国警察、ポルシェ疑惑の前特別検察官を10時間半にわたり事情聴取(画像提供:wowkorea)
水産業者を詐称した金容疑者(43)からポルシェのレンタカーなど、金品を受け取った疑いが持たれている前特別検察官(特検)のパク・ヨンス容疑者(69)が7日、不正請託および金品などの授受禁止に関する法律(請託禁止法)違反の被疑者として警察に出頭を命じられた。

 金氏による金品供与事件を捜査中のソウル警察庁強力犯罪捜査隊は、同日午前8時頃、パク前特検を呼んで約10時間30分にわたり取り調べたと明らかにした。

 この日、韓国の連合ニュースによると、警察はパク前特検が金氏からレンタカーなどを無償で受け取ったことなど、疑惑について確認した。

 捜査終了後、パク前特検は声明を出し「お騒がせして申し訳ございません」とし、「捜査過程では、事実関係に対して納得できるよう説明した」と明らかにした。

 また「請託禁止法の適用対象について、法律の解釈は非常に重大な問題だ。解釈については、明確な意見を述べた」とし、「事実関係もありのまま説明したので、警察の正確かつ正しい判断を期待する」と語った。

 これに先立ち、パク前特検は先月5日、声明文で「金氏は弁護士を通じ、彼が経営するレンタカー会社の車の試乗をすすめたので、2日間利用して返却した。 レンタル費250万ウォンは弁護士を通じて金氏に渡した」としている。 パク氏は2日後に辞任した。

 パク氏側は、「レンタル費を払ったので問題はない」と説明している。しかし、警察は支払いが3か月後という点に注目し、最初からレンタル費を払う考えがなかったと見ている。
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