今回の光復節、韓国の2人の元大統領への「特赦」は難しいものとみられる(画像提供:wowkorea)
今回の光復節、韓国の2人の元大統領への「特赦」は難しいものとみられる(画像提供:wowkorea)
韓国のイ・ミョンバク(李明博)元大統領とパク・クネ(朴槿恵)前大統領への「特別赦免」を要求する声が叫ばれ続けている中、今年の光復節(8月15日)での「特赦」は難しいものとみられる。収容された人物の中では サムスン電子のイ・ジェヨン(李在鎔)副会長だけが仮釈放となる可能性が高いと観測されている。

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きのう(4日)パク・ポムゲ(朴範界)法相は 記者たちに「2人の元大統領に対する赦免は今回ではないのではというのが、実務長官(法相)としての見解だ」と伝えた。

パク法相は「ムン・ジェイン(文在寅)大統領が指示されれば 法務部(省)は速やかに所定の手続きに従うが、そのようなことはないように思う」とし「大統領は、防疫と民生の2つに没頭していらっしゃる」と語った。

「特別赦免」は、大統領の固有権限である。青瓦台(韓国大統領府)は 2人の元大統領への特赦の可能性について「確認される内容はない」と伝えている。

パク法相は、今回の光復節での民生事犯に対する特赦も難しいとみている。パク法相は「ワンポイントも容易ではないのに、民生赦免をしようとすれば その規模は広範囲であるため、基準を立てるのにも1か月以上かかる」とし「光復節の赦免は難しいのではないかと思う」と語った。

文大統領は就任後これまで 計4回の赦免権を行使したが、光復節の特赦は まだ1回も行なっていない。

ただ サムスン電子のイ副会長に対しては、今回の光復節に仮釈放される可能性が取り沙汰されている。懲役2年6か月の全刑期のうち60%を満たしており、仮釈放の条件に該当しているためである。

法務部は今月9日 仮釈放審査委員会を開き、各矯正機関からあげられた仮釈放予備対象者たちを審査するが、そこにイ副会長も含まれる。仮釈放審査委員会の適格審査を通過し 最終対象者に含まれれば、法相の裁可だけが残されることになる。

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