浸水した黄海北道の機械工場(朝鮮中央通信提供)=14日、ソウル(聯合)
浸水した黄海北道の機械工場(朝鮮中央通信提供)=14日、ソウル(聯合)
北朝鮮で集中豪雨により数万人の被災者が発生しているなど被害が拡大していることを受け、米国政府が国連を通じた人道支援に向けた検討を進めている。米国務省のマコーマック報道官が14日の会見で明らかにした。
 マコーマック報道官によると、北朝鮮はすでに国連との接触を持っているが、米国が国連と接触したかどうかについてはわからないとしている。ただ、人道主義的な立場からアプローチするとの考えを示しており、いますぐに支援が必要かははっきりしないが、米国が支援する方法があるか検討したいと話している。

 これに先立ち、世界食糧計画(WFP)は同日、北朝鮮で発生した洪水被害は昨年よりも大きな被害をもたらしたとし、北朝鮮当局がWFPに支援を要請してきたことを明らかにした。国連の調査団が数日後に平壌と被災地域を視察する予定だという。

 北朝鮮の朝鮮中央通信によると、7日以降の集中豪雨により、各地で多くの被害が発生しており、12日現在、数百人が死亡または行方不明となっているほか、3万戸以上の家屋が崩壊、6万3300人の被災者が発生していると伝えている。


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