非正社員の大量解雇などをめぐり労働組合と対立しているイーランド系列の百貨店、ニューコアは14日、自社店舗6か所の職場閉鎖(ロックアウト)を決定し、関係機関に申告したと明らかにした。
 ニューコア労使は、会社側がレジ係の非正社員350人を解雇し別業者所属の派遣社員に転換しようとしたことに労組が反発し、対立していた。7月以降は、同じくイーランド系列の大型スーパー、ホームエバーの労組とともに売り場を占拠し座り込みなどを行っている。

 ニューコア関係者は、こうした状況で職員や入店業者らを保護するため職場閉鎖を決めたと説明している。ソウル・江南店は同日、仁川店など5店舗についても16日に閉鎖措置を取り、組合員の立入を統制する。営業は平常通り続ける方針だ。

 またニューコアは、3月以降、派遣社員転換に反対したなどの理由で契約が満了・解除された非正社員80人を再雇用すると明らかにした。特別な理由がない限り解約はせず、勤続2年で非正規職保護法により契約を無期限延長し正社員に転換する計画だと説明した。

 これに対し労組側は、会社が提案した「再雇用」の意味は不明瞭で、対象者の人数も労組の提示した案と異なり、「正社員転換」の意向も明確にされていないと指摘し、交渉を通じ詳細内容を確認する必要があるとの立場を示している。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0