ソウル中央地裁は14日、報復暴力事件により1審で実刑判決を受け収監されているハンファグループ会長の金升淵(キム・スンヨン)被告が出していた、病気の治療のための拘束執行停止申請を認めたことを明らかにした。来月13日までの1か月間にわたり拘束が解かれる。拘束は解かれるが、居住地はソウル・恵化洞のソウル大学病院に限定される。
 金被告は1審で懲役1年6月の実刑判決を受けた。7日の控訴審初公判に車いすで出廷した金被告は、弁護人を通じ「重いうつ病と衝動調節障害などを患っており、実刑判決を受けてから健康状態が急激に悪化した」と訴え、拘束執行停止を求めていた。

 一方ハンファグループは、金被告の拘束執行停止が決まったことに対し、ほっとしたようすだ。同グループ関係者は、健康を取り戻す時間ができて安心したと話した。ただ、拘束執行が停止されるほど病気の治療が求められている状況だけに、会社の経営に関与するときではないとしている。


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