雇用労働部は15日から28日まで、遺族や行為者、労働者など、関係者を対象に行った調査の結果「一部で職場内のいじめがあったと判断し、ソウル大学に改善するよう指導した」と発表した。
雇用労働部は、ソウル大学の寮の安全管理チーム長であるA氏が実施した筆記試験と服装点が業務の適正範囲を越えた職場内のいじめと判断した。
調査によると、A氏が実施した筆記試験は事前教育や公示もなくいきなり行い、清掃業務とは関係のない質問項目が相当数含まれていた。勤務評定制度がないにもかかわらず、試験成績を勤務評価に反映する旨を試験中に公知した点をいじめと認めた。
雇用労働部は「A氏は『試験内容が外国人と保護者の応対に必要な素養だ』と主張するが、事前教育のない試験は教育手段として適切とは思えない」と説明した。
さらに、掃除労働者たちは2次業務会議に服装点検に合わせた服装を、3次業務会議には退勤時の服装を着て参加するよう要請された。会議の途中、A氏は一部の清掃労働者の服装を評価して拍手するなどの評価をしたりもした。
雇用労働部は「服務規定など根拠もなく服装に干渉して品評した行為は職場内でのいじめ行為に該当する」と述べた。
調査結果を受け、雇用労働部はソウル大学側に対し、ただちに改善や再発防止を要求した。A氏に対しては必要な措置を要求し、ソウル大学の全体労働者に対する特別予防教育を実施するよう措置した。
民主労総全国民主一般労働組合は「雇用労働部の調査結果が事実関係を規定する攻防に拡散し、2次加害につながらないことを願う」とし「ソウル大学総長は組織の首長として丁重に謝罪しなければならない」と主張した。
これに先立ち、先月26日、50代の清掃労働者の故イ某さん(59)が、ソウル大学の寮の休憩室で急性心筋梗塞により死亡した状態で発見された。清掃労働者たちは、イさんが学校側の‘いじめ’や不当な指示などにより死亡したと主張している。
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