北朝鮮と米国の信頼構築に向けた民間レベルの交流の一環として、米名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックの平壌公演などが模索されている。ワシントンの消息筋が13日に明らかにした。
 6カ国協議で米国首席代表を務めるヒル国務次官補は、先月北京で開かれた北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官との会談で、両国が信頼を築くには民間レベルの交流が必要との見解を示し、金外務次官も積極的に共感したという。金外務次官は交流事業の具体例としてニューヨーク・フィルの平壌公演を招請する考えを明らかにし、ヒル次官補をはじめ米国代表団も積極支援する姿勢を示したと、この消息筋は説明した。

 これについてニューヨーク・フィルの報道官は、北朝鮮からの招請について知るところはないが、韓国公演についての協議は進行中だ答えた。ニューヨーク・フィルの韓国公演が確定すれば、日程が調整され北朝鮮公演が実現するとの観測も出ている。

 米朝民間交流の一環としてスポーツ界では昨年、北朝鮮の柔道チームが訪米する計画があったが、北朝鮮のミサイル発射実験のために取り消しとなっている。


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