事故機と収拾に駆けつけた空港関係者=12日、釜山(聯合)
事故機と収拾に駆けつけた空港関係者=12日、釜山(聯合)
済州航空の旅客機が釜山の金海空港に着陸後、駐機場に移動する途中で機体が傾き滑走路を離脱、乗客10人余りがけがをした。
 12日午前9時37分ごろ、乗客74人を乗せ済州空港から金海空港に着陸した済州航空の航空機が、駐機場に向かって滑走路を移動中に旧滑走路のG6~G7地点で急に機体が左側に傾き、滑走路を外れた。航空機は滑走路横の緑地帯の排水路側に倒れ、乗客10人余りがけがをしたほか、空港の滑走路が23分間閉鎖され、離着陸の全面禁止で航空機7便が遅延した。
ある乗客は、「飛行機が移動中にふらついたと思ったら急に左に傾いて倒れた。一部の乗客はすり傷や打撲傷を負った」と話した。

 済州航空関係者は、着陸後に航空機の側面に強い風が吹きつけたため機長が機首を風の方へ向けたが、風に勝てず事故が起きたとの見方を示した。運航中に機体の故障を知らせる信号が入ったという報告もあったとして、強風のほかに機体の欠陥なども含め事故原因を調査していると説明した。

 事故機はターボプロップ機のカナダ・ボンバルディアQ400機種で、2月にも金浦空港で着陸誘導路に入る際に後輪のうち1輪が外れ滑走路で止まったことがある。

 建設交通部と航空安全本部は事故調査委員会を構成し、済州航空側とともに事故原因の調査に乗り出す計画だ。


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