アフガニスタンの武装勢力タリバンの報道官は12日早朝、聯合ニュースとの間接的な通話で、「女性の人質2人をガズニ州の赤新月社に引き渡しに行く途中、タリバンの指導者が決定を変え昨晩解放しないことにし、2人は安全な場所に戻った」と明らかにした。混乱と誤解があったようだと話している。
 この日、最初の間接通話で報道官は、解放計画が取り消され人質を解放しないことにしたと述べた。これに対し再度確認を求めたところ、「昨晩解放するという計画は変更され、いったん保留状態」と答えた。女性の人質2人をまず解放するという計画は有効ながらも、解放時期は決まっていないという。タリバン指導部の決定がなぜ変更されたかについては詳しく説明していない。

 現地事情に詳しいアフガン消息筋は、「地域のタリバン組織が指導者委員会の決定に従わない場合が往々にしてある。人質を監禁している地域組織の反発があった可能性が大きい」と分析している。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0