韓国最高裁は21日、金被告と特別検事の上告をすべて棄却し、懲役2年とした二審判決を支持し、実刑判決が確定した。公職選挙法違については無罪とした。金知事側は「最高裁の歴史に汚点として残るだろう」とし、裁判部の判断を強く批判した。一方、ホ・イクボム特検は「公正な選挙を行うべきだという警鐘だ」と評価した。
これに先立ち、金知事は、共に民主党の元党員の男らと共謀し、2017年5月の大統領選で、共に民主党の大統領候補だったムン・ジェイン(文在寅)大統領を当選させるために、不正プログラムを使用し世論を操作した疑いで2018年8月に起訴された。さらに、2017年にその元党員と2018年6月13日の地方選挙まで、世論操作を続けることを約束。元党員に仙台総領事のポストを提案した疑いで、公職選挙法違反にも問われていた。
金知事側は同日の上告審で、「金知事は不正プログラムの存在自体を知らなかった」と主張したが、裁判部はこれを受け入れなかった。
しかし、裁判部は金知事側が仙台総領事のポストを提案したことについて、地方選挙の世論操作に対する見返り(公職選挙法違反)だという特検側の主張は認めなかった。
同地裁は判決理由の矛盾、判断漏れなどの誤りはないとしている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 104