ウラン紛失の事実が明らかになった韓国原子力研究院と管理責任者らに対し、厳重な懲戒措置が取られる見込みだ。科学技術部関係者は10日、紛失した天然ウランは2004年に国際原子力機関(IAEA)からウラン濃縮行為の査察を受けた証拠資料であり、査察が完了しない状況でこれを紛失したことは重大な過ちだと指摘し、相応の措置が取られるだろうと述べた。ただ、天然ウランの行方は確認されていないものの焼却されたと推定されることから、IAEAの査察に大きな影響を及ぼすことはないとの見方を示している。
 天然ウラン紛失の事実はすでにIAEAに通知しており、調査が完了次第、紛失過程と後続処置について報告する計画だという。IAEAがこれに対し検証作業を行った後、査察完了に対する最終決定を下すことになる見込みだ。

 今回の不祥事で、韓国の放射性物質管理システムに対する信頼にも大きな打撃があるものと懸念される。


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