韓国外務省、“日本公使の不適切発言”に 駐韓日本大使を「召致」

韓国外交部（外務省）は、駐韓日本大使館の高位関係者が韓国政府の対日外交について 不適切な用語を用いて卑下した問題に対して、日本大使を召致して これを抗議した。

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きょう（17日）韓国外交部によると、チェ・ジョンゴン（崔鍾建）外交部第1次官は この日午前、相星孝一 駐韓日本大使を外交部庁舎に召致した。

チェ次官はその場で 問題となっている内容について厳重に抗議し、このような状況の再発防止において 具体的で それ相応の措置を速やかにとるよう、日本政府に求めた。韓国外交部は「相星大使がこのことに関して、駐韓日本大使館の高位関係者による不適切な発言に遺憾を示し、韓国政府の要求内容を即 本国政府に報告すると語った」と伝えた。

韓国メディア“JTBC”は きのう（16日）、日韓関係に対する日本側の考えを聞こうと 取材陣が日本大使館の高位関係者と会った午餐の場で「相馬弘尚 総括公使がムン・ジェイン（文在寅）韓国大統領に対して 不適切な性的表現を使った」と報道した。

相星大使はこの日の午前、日本国内のメディアに報道資料を送り「わが大使館の相馬公使の発言は、懇談中の発言とはいえ 外交官として極めて不適切であり非常に遺憾だ」とし「相馬公使の報告を受けた後、相馬公使に対して厳重に注意した」と伝えた。

相馬公使は2019年 韓国に赴任し、これまでも 駐韓日本大使館で幾度も勤務した経験のある 日本の代表的な韓国通の一人である。「総括公使」とは、大使館において 大使の次に序列の高い立場である。