「40億遺産」弟の体から睡眠薬…「4年前の両親の死亡の疑問」=韓国(画像提供:wowkorea)
「40億遺産」弟の体から睡眠薬…「4年前の両親の死亡の疑問」=韓国(画像提供:wowkorea)
知的障害者2級の弟が行方不明になったと通報した40代の男性が拘束された。死亡した弟の遺体からは睡眠薬の成分が検出されたと伝えられた。

7日、韓国ソウル中部警察署によると、亡くなった弟の国立科学捜査研究院の精密解剖の結果、遺体から睡眠薬の成分が出た。また、兄であるAさんが多量の睡眠薬を購入した事実も明らかになった。

兄の携帯電話とコンピュータの分析結果からも「麻酔」、「睡眠」のような単語を検索した記録も出てきた。しかし、Aさんは弟を殺害した容疑を否認していると伝えられた。

Aさんは6月28日午前2時50分ごろ、知的障害のある弟が行方不明になったと通報した。この報告を受け、警察は行方不明者の追跡に乗り出したが、Aさんの陳述で怪しい点が発見された。

Aさんは「弟と連絡が途絶えた」と話した時間に弟を車に乗せて移動し、他の車に乗り換える姿が発見された。よって警察は犯罪の可能性を疑って、先月29日にAさんを緊急逮捕した。Aさんの弟は同日午後、漢江で死亡したまま発見された。

警察はAさんの両親が兄弟に40億ウォンの遺産を残した点を考慮して、殺人犯罪の可能性があるとAさんを拘束して調べている。叔父が知的障害のある弟の法定代理人になった後、委任を受けて財産分割訴訟を起こしたことが伝えられた。

警察はまた、4年前に兄弟の親が一日おきに死亡した事件を再調査するか検討している。

一方、警察はこれまでに確保された証拠に基づいて、殺人容疑を適用し、9日、Aさんを検察に引き渡す予定だ。
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