ソウル市長「新型コロナ発生以来、最大の危機」...若年層が多く訪れる場所を中心に先制検査命令=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウル市長「新型コロナ発生以来、最大の危機」...若年層が多く訪れる場所を中心に先制検査命令=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では、新型コロナウイルス新規感染者数が過去最多を記録し、「4次流行」への懸念が高まっている中、ソウル市が学習塾やカフェなど若年層が多く訪れる場所を中心に先制検査に乗り出した。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は7日、ソウル市庁で緊急防疫対策を発表するオンラインブリーフィングを通じて、「新型コロナウイルス発生以降、最大の危機」とし「1年半以上、国民が苦痛と犠牲に耐えながら維持してきた防疫の堤防が崩れないよう、もう一度忍耐と努力を結集しなければならない時」と明らかにした。

ソウル市の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日(6日)583人を記録し、過去最多を記録した。

主な内容は塾やカフェ、カラオケなどの営業主と従事者に対する「先制検査命令」に踏み切った。オ市長は「最近、若年層の感染者が急増しているため、青年層が頻繁に訪れる場所を中心に先制検査を拡大し、隠れた感染者を探しだす」と強調した。

最近、感染者が急増している状況で、先制検査命令によって医療体制が耐えられるかどうかがカギとなる。これに対し、オ市長は「この問題で、中央災難安全対策本部と協議中」とし「まずは、危険度の高い施設の従事者、事業主を優先的に順次検査を拡大する」と述べた。

公共交通機関の運行時間も調整する。バスは8日から、地下鉄は9日午後10時以降の運行を減らし、深夜時間帯の移動最小化を誘導する方針である。

臨時選別診療所も大幅に拡大する。ソウル広場やカンナム駅など25の自治区ごとに1か所を追加し、現在の26か所から51か所まで増やして運営する。また、「訪問選別診療所」も現在の4か所から10か所まで増やす計画である。

感染者がすぐに入院可能な生活治療センターの病床も来週までに2000床以上追加で確保する。現在、ソウル市は15か所2621病床の生活治療センター病床を運営しており、稼働率は71%である。

ソウル市は6日から漢江公園全域と25か所の主要公園全域に対し、10時以降の夜間飲酒禁止行政命令を下した。オ市長は「警察、自治区とともに厳しく取り締まり、違反した場合は過料を科すなど厳正に対応する」と強調した。

最後に、オ市長は韓国政府に「防疫効果を最大化するためには、迅速なワクチン接種が必要」とし「海外政府と初協約だったイスラエルとのワクチンスワップに続き、ワクチンをより迅速に多く確保してワクチン接種速度を高められるよう努力してほしい」と要請した。

ソウル市は、首都圏の新型コロナウイルス感染者の増加により、5人以上の私的な集まりの禁止など、現行の社会的距離の確保システムを14日まで一週間延長する。
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