1~6月に農畜水産物の月平均の物価指数は前年平均比で12.6%上昇し、2011年(12.5%)以来、10年ぶりの2桁となった。上半期としては1991年(14.8%)以来30年ぶりの高水準。
品目別にみると、ネギの価格上昇率が156.6%と27年ぶりの大きさだった。リンゴ(54.3%)やナシ(47.0%)といった果物、ニンニク(45.7%)やトウガラシ粉(34.9%)など香辛料も大幅に上がった。天候不良で作柄が悪化したため。
また、鳥インフルエンザの発生で採卵鶏が殺処分され、鶏卵も値上がりが続く。上昇率は38.9%だった。政府は上半期だけで2億個以上の卵を輸入したが、価格の安定にはまだつながっていない。
農畜水産物の価格上昇により、上半期の消費者物価指数は1.8%上昇し、2017年(2.1%)以来4年ぶりの高水準となった。食卓に欠かせない農畜水産物の価格上昇は体感物価を押し上げている。
ただ政府は、下半期には卵の供給量が回復し、穀物・果実類が収穫期を迎えるなど、物価が徐々に安定するとみている。
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