遺品整理業者スイーパーズのキル・ヘヨン代表は2日、MBCラジオのインタビューでこのような状況を伝えた。
キル代表は「表面的には遺品整理業者として亡くなった故人の遺品を整理する。死亡者の家の整理から始めて孤独死の現場のような場合、変死体により汚れた家の掃除や遺体腐敗悪臭を除去することもある」とのビジネスを説明した。
キル代表はこの過程で20、30代の孤独死の事例をよく見るようになったと伝えた。
キル代表は「事業初期には若年層と中高年層を基準としたとき、中高年層の孤独死が70%程度で、青年層の孤独死が30%程度だったが、現在は青年の孤独死が増えた状況だと思う。中高年層の孤独死と青年の孤独死はほとんど半分程度、5:5程度の割合で依頼が入ってきている」と述べた。
従来は中高年の孤独死の割合がはるかに高かったが、最近ではその頻度が同じくらいまで青年層の孤独死が増えているのだ。
キル代表はその原因として「まず就業問題と考えていいと思う。本人の努力に比べて結果が出ずに自殺する場合があり、また就職を長期間できずにいると対人関係が崩れて社会的な孤立に陥りうつ病がになる。これによって自殺する場合がある」と説明した。
また、「30代くらいになって就職をしたとしても、本人が稼ぐ給料では自分の日常生活を維持する分だけで、これを貯蓄をしてバラ色の未来を夢見ることが事実上不可能であるため、暗い現実のために自殺する場合もあり、暗い現実を抜け出そうと株式やコインギャンブルに投資したが、結果が良くなくて自殺する場合も多い」と付け加えた。
キル代表は自分も30代だとしながら「(孤独死の現場に直面したときに)ただ虚無という言葉以外に表現する言葉がない。同年代の私もこの事業をしながら感情的な部分を排除しようと事業初期から試みてきたが、実際に現場を見て少なくない衝撃を受けたのは事実だ」と告白した。
また、「現場を見ると日常的な生活が可能なのかと思う程、最小限の場所に残された痕跡は、ただ勉強のために努力していた姿など故人が残したメッセージしか存在しない」と付け加えた。
キル代表「孤独死予防事業が高齢者世代に限定されており、青年層や中高年層に対して実質的な孤独死予防事業が全くない状況である。孤独死は20歳からの高齢者世代まで年齢を問わずに1人世帯では誰にでも起こりうることだ」とし、青年孤独死の問題をこれ以上放置してはいけないと強調した。
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