「漢江・医大生事件」内偵捜査終結に、被害者の父親「寿命が縮まる日」=韓国(画像提供:wowkorea)
「漢江・医大生事件」内偵捜査終結に、被害者の父親「寿命が縮まる日」=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウル・ハンガン(漢江)公園で行方不明となり、死亡した状態で発見された故ソン・ジョンミンさんの父親、ソン・ヒョンさんは警察の内偵捜査終結の決定に、「寿命が縮まる気持ちだ」とため息をついた。

ソウル・ソチョ(瑞草)警察署は、29日午後2時から4時30分ごろまで瑞草署で審議委員会を開き、ソン・ジョンミンさんの変死事件の捜査終結について議論した。約2時間30分の議論の末、審議委員会は「内偵捜査終結」の決定を下した。

これについてソン・ヒョンさんは同日、自身のブログに「寿命が縮まる日」とのタイトルの文章を掲載し、「審議委員会が開かれているということを記者から聞き、ニュースで確認した」とし、「不安な気持ちでいるところに弁護士から電話が来て、内偵捜査終結が決定されたと聞いた」と伝えた。

続いて、「内容を知りたくて(瑞草警察署の)担当係長に電話して詳しい内容を聞いたが、警察が委員会に説明したことは先月の中間報告と同じ水準の内容だったと思う」とし、「表決内容や民間委員の質問などが何だったのか聞いたが、話してくれなかった。満場一致ではなかったと言っているが、それが幸いなのか。再捜査の意見が1票、2票、3票なのか、知りたい」と綴った。

また、「最近になって事件現場を映すオリンピック大路とパンポ(盤浦)大橋のCCTV(防犯カメラ)があり、それが警察の所轄であるということを知った」とし、「(CCTVの閲覧を)要請したが、当然見せてはくれなかった。だから26日に情報公開請求をした」と伝えた。

一方、警察関係者は、「これまでの捜査事項、CCTVの映像資料、専門家の意見などをもとに計8人の内部・外部委員が補強捜査の必要性と変死事件の終結の可否を総合的に審議した」とし、「その結果、本件は終結するものと最終決定された」と明らかにした。

ただ、警察がソン・ジョンミンさんの事件を終結させたとしても、ソンさんの遺族が友人A氏を告訴した事件は別途に捜査が進められる。審議委員会の決定はソンさんの「変死事件」に限られたものであるためだ。

これについて警察関係者は、「変死事件は終結したが、強力班の1チームは変死者の死亡前の最後の行先、および追加の証拠の有無を確認し、刑事の1チームは遺族の告訴の件を手順に沿って捜査する予定」と説明した。
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