式典の様子=(聯合ニュース)
式典の様子=(聯合ニュース)
【平沢聯合ニュース】2002年6月に北朝鮮に近い韓国の延坪島周辺海域で起きた韓国と北朝鮮による銃撃戦、第2延坪海戦から丸19年を迎えた29日、ソウル近郊、京畿道・平沢の海軍第2艦隊司令部で式典が開かれた。

 式典には、この海戦で戦死した将兵6人の遺族、生き残った参戦勇士、徐旭(ソ・ウク)国防部長官、夫石鍾(プ・ソクジョン)海軍参謀総長、金泰城(キム・テソン)海兵隊司令官、与党「共に民主党」の宗永吉(ソン・ヨンギル)代表、最大野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表らが出席した。

 徐長官はあいさつの中で「6人の勇士の崇高な精神をたたえ、勝利の歴史を受け継いでいく」と述べ、犠牲となった6人の将兵の名前を呼んだ。

 第2延坪海戦は、サッカーのワールドカップ(W杯)韓日大会の熱気に包まれていた2002年6月29日、黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯した北朝鮮の警備艇が韓国海軍の高速艇「チャムスリ357号」に先制攻撃を加えたことで発生。韓国側は北朝鮮警備艇の奇襲攻撃に対し即刻反撃し、NLLを守った。韓国海軍は高速艇の艇長ら6人が死亡、19人が負傷した。北朝鮮軍は約30人の死傷者が出たとされる。


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