幹細胞分野の世界的な専門家らが参加する「2005ソウル・バイオメディシンポジウム」が18日、ソウルのCOEXで開かれた。
 貿易協会の主管で開催されたシンポジウムには、ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授をはじめ、クローン羊「ドリー」を誕生させた英国のイアン・ウィルマット博士、黄教授とともに幹細胞を研究した米ピッツバーグ大学のシェトン教授、ソウル大学の安圭里(アン・ギュリ)教授らが主な発表者として参加した。

 第1セッションの「バイオメディカル研究の現住所」では、ウィルマット博士が「複製されたヒトの胚から抽出した胚性幹細胞(ES細胞)研究と応用治療」をテーマに発表した。また、シェトン教授は韓国研究陣に焦点を当て、「ヒトのES細胞に対する科学的根拠を明らかにするため韓国の研究に注目すべき」との立場を示した。

 第2セッションの「バイオメディカル産業の展望と課題」では、米国小児糖尿研究財団のゴールドスタイン博士が「小児糖尿研究財団のES細胞部門における国際共同研究現況」をテーマに発表したほか、黄教授は「ES細胞の研究と臓器移植への活用」をテーマに特別講演を行なった。

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