アフガニスタンでの韓国人拉致事件を解決するために進められている韓国政府とタリバンによる直接対面接触が、要求条件と接触場所に対する合意が遅れていることから、5日中の実現も危ぶまれている。韓国政府はタリバン側との直接的・間接的な連絡ルートを使い意見調整を進める一方、事態の長期化に備え韓国人人質の健康を維持するための医療スタッフの派遣や医薬品の差し入れなどにも力を入れることにしている。
 政府消息筋は5日、「タリバンとの交渉チャンネルは維持されており、状況管理はある程度できている。実際に会ってどのような成果を得られるかが重要だ」と述べた。対面接触の場所については、人質が拘束されているとみられるガズニ州の州知事が仲介し調整を進めているほか、政府とタリバンの間でも話し合いが行われているという。接触場所の選定など基本的なことで合意ができずにいるが、双方とも接触の必要性を感じているため、多少時間がかかったとしても場所と時期については合意に至ると見込まれる。


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