北朝鮮側は、7月26日に開城で行われた実務協議で、北朝鮮側が懸念する問題について必要な対策を取るよう韓国側に求め、今月3日までにその内容を北朝鮮側に連絡することを提案したが、韓国側が対策について連絡してこなかったと不参加決定の背景を説明している。
北朝鮮は実務協議で、ハンナラ党議員の貴賓席着席や演説をさせないようにすること、保守勢力による反北朝鮮運動の防止、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)代表の韓国入国保障などを求めていた。
北朝鮮側委員会はまた、韓国と米国による合同軍事演習「乙支フォーカスレンズ」が実施されることについても「同族を狙った戦争練習を行うことは、全民族の統一運動に冷や水を浴びせる行為だ」と非難している。
一方、韓国側委員会関係者は、「北朝鮮側から連絡があった。7日に運営委員会を開いて対策を話し合う」と述べた。同関係者は、北朝鮮も釜山で印象的な姿を見せたかったはずだが、韓国国内が政治社会的にそういう雰囲気ではないと判断したようだとし、合わせて北朝鮮側に準備不足の面もあったのではないかとの見方を示している。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0