4日にもAFP通信が人質の女性との通話内容を公開した。AFPの記者と通話したのは「シン・ジョヒン」という名前の女性で、「殺すと脅されている。死にたくない」と涙声で話すとともに、韓国政府とアフガニスタン政府だけでなく、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長やローマ法王ベネディクト16世にまで助けを求めた。
専門家らは、タリバンがか弱い女性だけを選び数日おきにメディアと通話させていることについて、足踏み状態が続いている解放交渉を加速させ、救出作戦に踏み切れなくするため心理戦の水準を高めているものと分析している。今回の女性は「戦争(救出作戦)が始まれば本当に危機にさらされる」と警告しているが、これは5日に開かれる米国とアフガンの首脳会談や、韓国政府とタリバンの対面交渉などを控え、関係国に圧力を加える効果を狙ったものとみられる。
一方、今回肉声が公開された「シン・ジョヒン」さんがだれなのかについてははっきりしていない。英語とアフガンの公用語であるダリー語を話すことから、現地に滞在していて韓国人ボランティアグループに合流した3人のうちのだれかだと思われる。
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