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中国では最近、デルタ変異ウイルスの感染者とたった14秒間接触しただけでウイルスに感染した事例が発生しており、懸念が高まっている。
23日のJTBC報道によると、中国の広州市保健当局は最近、市内のデルタ変異ウイルスの感染経路を追跡した結果を公開した。当局は広州市内でデルタ変異ウイルスに初めて感染したA氏(75)からウイルスが拡散する過程を追跡した結果を公開した。
先月中旬、A氏はある建物内のトイレに行き、当時トイレにいたB氏(74)が2番目の感染者となった。A氏とB氏が一緒にいた時間は45秒にすぎなかった。
それから2日後、感染した事実を知らなかったB氏はある食堂を訪れ、水を取りに行った際に初めて会ったC氏(58)と少しの間会話した。CCTVに記録された時間は1分40秒で、C氏は3番目の感染者となった。4番目の感染者D氏(34)は先月25日にC氏とカフェのトイレでたった14秒だけ一緒にいた後、デルタ変異ウイルスの感染判定を受けた。
中国当局は、ワクチンを接種した人が変異ウイルスに感染した割合は相対的に低いとし、迅速にワクチンを接種するよう勧めている。
一方、デルタ変異ウイルスは英国やポルトガルなど欧州の一部の国や米国、中国などで急速に拡散している。世界保健機関(WHO)は92か国でデルタ変異ウイルスが確認されたと明らかにした。
韓国でもデルタ変異ウイルスの国内流入が確認されており、防疫当局は緊張している。昨年12月以降、デルタ変異ウイルスは国内で計190件(人)確認されており、主な変異ウイルス4種のうち英国発のアルファ変異ウイルス(1886件)に次ぎ2番目に多い。
防疫対策本部のイ・サンウォン疫学調査分析団長は先月22日の会見で、「デルタ変異ウイルスは速い速度で世界的な『優勢型』になりつつある」とし、「アルファ型よりも伝播力が高いものと伝えられており、非常に懸念される状況だ」と話している。
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